2007年8月7日
大型貨車シキ160型貨車を貨物鉄道博物館に寄贈
株式会社日本AEパワーシステムズ(東京都港区、取締役社長 加納 孝 以下AEパワー)は、このたび、変圧器の鉄道輸送時使用するシキ160型貨車を貨物鉄道博物館(三重県いなべ市)に寄贈致しました。2007年8月5日に同博物館にて譲渡式が行われ公開されました。
譲渡式では、貨物博物館の岩沙館長とAEパワー変圧器事業部 天野 直樹副事業部長の間で引渡書と受領書の交換が行われ、シキ車に関する講演および当社千葉事業所から同博物館に移設する際の分解・輸送・組立ての光景を収めたビデオの放映が行われました。
このシキ160型貨車は、130トン積吊掛式大物車として、1955年日本車両製造株式会社東京支店で製作されました。同車は車体を二分割し、中間に変圧器を組み付けて輸送する吊掛式輸送(※)専用の貨車で、鉄道貨物輸送の一分野である特大貨物輸送を象徴する貨車です。同貨車は、1998年の使用を最後に、2002年に廃車となり、しばらく当社千葉事業所内にて変圧器の容器検査用設備として使用してきました。
現存する吊掛式大物車では国内最古であり、世界的に見ても大型貨車の博物館展示は極めて少ない保存例となります。大型変圧器を運ぶという機能を持つ特殊な構造で、鉄道輸送の歴史的価値のみならず、技術的にも変圧器輸送の貨車を作る初期の技術を知る上でも貴重な価値をもっており、我々の生活を支えている電気の流通に関し重要な役目を担ってきた車両として、広く一般の方々にも知って頂くために今回の寄贈となりました。
| T.シキ160型貨車について |
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1) |
車両長さ |
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23.5m(空車時) |
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31.5m(積車時) |
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2) |
車両重量 |
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39.5トン |
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3) |
積載貨物 |
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重量130トン 長さ8mまで |
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4) |
製造会社 |
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日本車両製造株式会社 |
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5) |
製造年 |
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1955年3月 |
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6) |
履 歴 |
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1955年3月 |
富士電機株式会社川崎工場に配置 |
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1963年 |
富士電機株式会社千葉工場へ移転 |
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2002年 |
株式会社日本AEパワーシステムズへの譲渡 |
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7) |
輸送回数 |
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約200回 |
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吊掛式輸送 |
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変圧器を貨車上に載せるのではなく、吊掛け梁と称する“くちばし”状の梁に変圧器を
吊り掛けて台車に乗せる形状の車両。鉄道車両の幅、高さ共に制限寸法一杯までの
変圧器形状を輸送することができる。 |
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シキ160型貨車(貨物鉄道博物館での展示のようす) |
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